月の内核は硬かった。地球のように固体であることが確認される
月は私たちにとって馴染み深い天体だが、さまざまな謎に包まれている。月の中央にある内核が固体なのか、液体なのかについても熱い議論が交わされていた。
だがついに決着がついた。月の内核(コア)は硬い塊であることが確認されたのだ。
『Nature』(2023年5月3日付)に掲載された研究では、月の内核が鉄に近い密度を持つ固体の球であることを明らかにしている。
この結果は、かねてからの論争に終止符を打つもので、月の歴史を教えてくれるのみならず、太陽系の歴史を紐解く重要なヒントでもあるそうだ。