極小のマイクロ・ナノプラスチックが、摂取後わずか2時間後に脳内で検出される
新たなマウスによる実験で、食品の包装などに使用される、ありふれたプラスチック粒子が、口に入れてからわずか2時間で脳に侵入することがわかったそうだ。
微粒子のマイクロ・ナノプラスチックはどこにでも入り込み、すでに私たちの血液や内臓組織からも見つかっている。
だが、今回の研究では「血液脳関門」というバリアで守られているはずの脳にまで、わずか2時間で到達することが明らかにされたのだ。
血液脳関門は、毒素や有害物質が脳に到達しないようにするための、血管と組織のネットワークで、水、酸素、全身麻酔薬、二酸化炭素のみを脳に通過させる重要な細胞バリアである。