日本では弥生時代からニワトリを飼育していたことが判明。最古のニワトリのヒナを発見
奈良県にある唐古・鍵遺跡(からこ・かぎいせき)で、 日本の最古のニワトリのヒナの骨が発見された。それは日本人が弥生時代からすでにニワトリを飼育していた決定的な証拠となるという。
ニワトリは私たちにもっとも身近な家畜の1つだろう。鶏肉や卵は食卓でお馴染みの食材だし、中にはペットとして可愛がっている人もいる。
そんなニワトリが日本に伝わったのは弥生時代だとされているが、これまで、詳しい年代は不明で、弥生時代にニワトリは飼われていなかったという説もあった。
今回、北海道大学の研究チームは、唐古・鍵遺跡で見つかった骨がニワトリのヒナのものであることを確認。紀元前3~4世紀の弥生時代には、ニワトリが確かに飼育されていたことを明らかにした。