太陽の1000万倍!物理法則を破るほど明るい天体が発見される
宇宙の片隅で、物理法則を破るほど明るい天体が発見された。
おおぐま座の銀河M82にある、史上最も明るい「M82 X-2」という超大光度X線源(ULX)は、太陽の1000万倍ものエネルギーでギラギラと輝く。
「エディントン限界(光度)」と呼ばれる物理法則に照らすなら、その明るさは星が耐えられるエネルギーを超えており、普通ならバラバラに吹き飛んでしまうはずだ。
ところがM82 X-2は、時折その限界を100~500倍超えてもなお平然としている。この謎の天体は、なぜ物理法則に反しても宇宙に存在することを許されるのか?
その理由は今のところ不明だが、天文学者の仮説によれば、原子を変形させるほど強力な磁場に秘密があるようだ。