ナマコがお尻から発射する白い糸状の器官はもともとは呼吸器だった可能性
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ナマコに白い糸が絡みついているように見えるがそうじゃない。これはナマコ自身がお尻から発射した内臓の一部、「キュビエ器官」と呼ばれるものだ。
ナマコは危険を感じると、このネバネバした糸状のキュビエ器官を発射する。これが捕食者を撃退する効果があるのだ。
研究によると、意外にもこの器官は「呼吸器が進化」したものだと考えられるという。
なぜ呼吸器がお尻から発射されるのか? ここではナマコの不思議な体の仕組みを見てみよう。