古代エジプトの宮殿から切断された人間の右手を複数発見。儀式として埋められた可能性
エジプトの古代都市「アバリス」にある王宮で、切断された人間の右手が発見されたそうだ。最低でも12人分の手が穴に埋められていたという。
紀元前17世紀から紀元前16世紀頃のエジプトで、手を切断するという習慣があったらしいことは、図像や文献資料などから知られていた。だが、実際にその物的証拠が発見されたのは初めてであるそうだ。
この恐ろしくも興味深い古代のミステリーについて、ドイツ考古学研究所のユリア・グレスキー氏らは『Scientific Reports』(2023年3月31日付)に掲載された研究で考察している。