彡(●)(●) 「下の階のピアノの音うるさいなぁ…」せや!→結果。。。
この一家は2人の娘が幼いこともあって騒々しく、特に夫は日曜大工が趣味だったため工作音を出していた。
両家の間にある床板は12cmしかなく、騒音は階上にも響きOはより神経質になっていった。
Oはたびたび階下の夫婦に苦情を訴えていたが、夫婦は相手にすることもなかった。
事件の前年の1973年秋、階下の家族の長女がピアノを習い始め、階下からピアノの音が毎日のように流れるようになった。
工場の工員を失業していたOは、妻との離婚話も浮上していた上に、ピアノの騒音にも苛まれるという状態であった。
Oは階下家族に苦情を言うのみならず、「親が日曜大工で騒音を出しているから子供も遠慮しない」という旨の恨み節も述べたが、階下の夫婦は一笑に付すのみであった。
やがて、Oはこの一家がわざと騒音を立てていると思い込むようになり殺害を決意。妻に仕返しを示唆する発言をするようになり、そのために音に関する知識を身に着け刺身包丁を購入していた。
1974年8月28日、朝から蒸し暑かったこの日も階下からピアノの音が聞こえ、O(犯行当時46歳)の怒りは爆発した。
午前9時20分頃、階下家族の夫(当時36歳)が出勤して、妻(当時33歳)がゴミ出しに外出したのを確認したOは階下の一家宅に侵入して、ピアノを弾いていた長女(当時8歳)の胸を刺身包丁で一刺しして殺害。
続いて、傍らにいた次女(当時4歳)を殺害した。2人を殺したOは、そばにあったマジックペンで襖に夫婦への恨み節を書きなぐった。
それを書きかけていたところへ妻が帰宅したため、Oは妻も刺して殺害して逃亡した。
Oは「海で死にたい」と思い自殺を試みるが失敗し、3日後の8月31日に出頭して殺人容疑で逮捕された。
ピアノ騒音殺人事件|日本最高齢の死刑囚は騒音トラブルで極刑に
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