世界初、自由に動いているタコの脳波を記録することに成功。未知の脳波を発見
タコは無脊椎動物でありながらも驚異的知性を持つことが、これまでの研究で明らかとなっている。その謎を探るべく、様々な研究が行われている。
賢いだけに測定装置を取り付けるのすら難しいタコだが、このほど、そんな彼らが自由に過ごしているときの脳波を、世界で初めて記録することに成功したそうだ。
そうした脳波からは、哺乳類に似たものもあれば、専門家ですら見たことのない未知のものも見つかっている。
『Current Biology』(2023年2月23日付)に掲載されたこの研究は、タコの脳がその行動を操るやり方を知るヒントであるとともに、生物の知能や認知の共通点を解明する手がかりにもなるだろうとのことだ。