サイコパスはなぜ一定数存在するのか?今後どのように変化する可能性があるのか?
冷酷無情で罪悪感を感じず、他人を操ることに長け、良心に欠けている特徴を持つといわれている「サイコパス」は、感情の一部が欠落しているパーソナリティ障害の一種と定義されている。
とはいえ、映画のような殺人鬼ばかりではなく、経営者や上級管理職として成功している人もいる。
できればかかわりたくないサイコパスだが、なぜ彼らはこの世に一定数の割合で存在するのか?
もしもサイコパスの特性が人間社会にとって不適切なものならば、彼らはだんだんと少なくなるはずだが、現実はそうではない。
ケンブリッジ大学の進化学者ジョナサン・グッドマン氏によれば、進化の視点から見てみれば、サイコパスは種を保持する上であるべき存在なのだという。