ネアンデルタール人もカニがうまいことを知っていた。カニを炭火で焼いて食べた痕跡を発見
今から約9万年前、リスボンの南にある洞窟では、ネアンデルタール人がシーフードのバーベキューに舌鼓を打っていたようだ。
ポルトガルにある「グルタ・ダ・フィゲイラ・ブラヴァ(Gruta da Figueira Brava)」は、かつてネアンデルタール人が暮らしていた洞窟だ。中には食事の残骸が大量に見つかっており、当時の彼らが何を食べていたのかを今に伝えている。
それを詳しく分析した研究によると、ネアンデルタール人はカニが大好物だったようで、洞窟に持ち帰り、炭火で焼いて食べていたのだそうだ。
この研究は『Frontiers in Environmental Archaeology』(2023年2月7日付)に掲載された。