反社会的な人物はどのように相手を信頼し結束するのか?その鍵を握るのは「制裁」だった(オランダ研究)
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社会生活を送っていれば、相手を信頼しなければいけない状況が必ず訪れる。ありふれた家庭の問題から、政治家同士のなんだか腐敗の臭いがする密約まで、そこに自分以外の他者が関わるのなら、大なり小なり相手を信頼しなければ何もできない。
さて、この世には信頼とは無縁そうな反社会的人格を持つ人が一定数存在する。だが、そうした人物とて一人で生きているわけではない。
それどころか、ヤクザやマフィアのように、反社会的な者たちが多く集まる組織に所属することだってある。他者が関わるそこでは、信頼が不可欠だろう。
そんな場合、反社会性人格の持ち主はどうするのだろうか?
オランダ・アムステル大学などの行動経済学者や社会心理学者による新しい研究は、この点に光を当てている――鍵を握るのは「制裁」なのだそうだ。