ゴーストボーイ。10年間植物状態になり、体の中に閉じ込められた男性の奇跡の物語
南アフリカ出身の少年は、原因不明の病で体の機能がどんどん失われていった。眼球運動とまばたきはできるが、植物状態となってしまった。
だがそんな中にあり、少年は周囲のすべてを見聞きし、理解していたのだ。
現在、47歳のマーティン・ピストリウスが、最初に症状を訴えたのは12歳のときだ。学校から返ってきたとき、喉の痛みをうったえた。
医者は当初、インフルエンザだと診断し通常の治療をした。しかし、マーティンの症状は徐々に悪化し、体はどんどん動かなくなった。
マーティンには意識はあったのだが、それが体の中に閉じ込められ、鍵をかけられた状態が10年も続いたのだ。