頭は恐竜で体は鳥、奇妙な白亜紀の化石が発見される
中国遼寧省にある白亜紀の地層「九佛堂層」で、「頭が恐竜で体は鳥」という奇妙な鳥の化石が発見されたそうだ。
鳥が恐竜の子孫であることは、今では広く認められている。そのためには鳥の祖先の体が形態的・機能的・生態的にドラマチックなまでに変化する必要があったことも理解されている。
しかし、そのドラマチックな進化が具体的にどのように起きたのかは、今もって大きな謎のままだ。
「クラトナビス(Cratonavis zhui)」と名付けられた1億2千万年前の鳥類の化石は、恐竜のような頭蓋骨が鳥のような体につながっており、その謎をさらに複雑なものにしている。