史上初、ウイルスだけを食べて繁殖する生命体が発見される
自分の力で増殖できないウイルスは、動植物の生きた細胞に潜り込んで、細胞を破壊しながら自分の設計図のコピーを大量に作って増殖していく。
これが病気を引き起こすウイルスともなると、やっかいな存在なのだが、そんなウイルスを逆にムシャムシャ食べて繁殖する頼もしい生物がいることが明らかとなった。
池の中に生息する「ハルテリア」と呼ばれる微生物は、全体でなんと100兆~1京ものウイルスを1日で食べてしまうという。
この微生物は史上初めて発見されたウイルスだけを食べる「ウイルス食生物」だが、同じような仲間はほかにもいるかもしれないという。