海のパンダみたい。現在わずか10頭未満の絶滅危惧種「コガシラネズミイルカ」(メキシコ)
絶滅間近のコガシラネズミイルカ image credit: youtube
スペイン語で「小さな牛」を意味するVaquita(ヴァキータ)は、日本ではコガシラネズミイルカと呼ばれており、メキシコ本土とバハ・カリフォルニア半島とを隔てるカリフォルニア湾北部にのみ生息している世界最小の海洋哺乳類だ。
目の周りが黒丸で縁取られているのが特徴で海のパンダのような、アニメキャラのようなかわいさだが、コガシラネズミイルカは間もなく絶滅すると言われている。事実、2020年の時点でその数はわずか10頭未満とされているからだ。
長年にわたるトトアバ漁の混獲により、年々急激に個体数が減少。保護団体が必死で絶滅を防ぐために日々尽力中だが、その見通しは暗いという。『twistedsifter』などが伝えている。