古代を生きた巨大ウォンバット「ラムサイア」の完全な頭蓋骨が発見され、その姿が明らかに
今オーストラリアと呼ばれる大陸は、8万年前のその昔、現在とはずいぶん違うところだったようだ。
その証拠の1つが、当時オーストラリア大陸を歩き回っていた有袋類たちだ。巨大なカンガルー、巨大なコアラ、巨大なウォンバットなど、彼らはとにかく大きかった。
最新の研究では、これまであまり知られていなかった巨大なウォンバットの仲間「ラムサイア・マグナ(Ramsayia magna)」の頭蓋骨の形状が明らかにされている。
『Papers in Palaeontology』(2022年12月12日付)に掲載された論文によると、この巨大ウォンバットは、ジャイアントビーバーと現代のキタケバナウォンバットを足して2で割ったような姿だったそうだ。