太陽系全体を照らす謎の光「ゴーストライト」の存在を確認。明るさの理由は不明
新たな研究によると、太陽系のある宇宙空間は不思議なほど明るいという。それは宇宙の暗さの中にある説明のつかない輝きだ。
天文学者らは、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した20万枚以上の画像を解析し、夜空に残る背景の輝きを突き止めようと何万回もの計測を行った。
この光は、ぼんやりとした幽霊のようなものだが、光源となる星や天体をすべて合わせても、さらには塵によって散乱する太陽の光「黄道光(天球上の黄道に沿って太陽を中心に帯状に見える淡い光の帯)」まで考慮しても、その明るさを説明することができないという。
それゆえに天文学者はそれを「ゴーストライト」と呼んでいる。