寄生虫にマインドコントロールされたオオカミは群れのリーダーになりやすいことが判明
アメリカの国立公園で26年にわたり行われた調査によると、ネコ科動物を終宿主とする寄生虫「トキソプラズマ」に感染したオオカミは、群れのリーダーになる確率が非常に高いのだそうだ。
また感染すると群れから独立する時期も早くなることも明らかになっている。
群れのリーダーになるのも、群れから独立するのも、どちらも危険をともなう行動だ。感染されたオオカミのこうした奇妙な傾向は、この寄生虫の影響で性格が大胆になることと関係があると考えられている。