キノコの皮で作る画期的な電子回路基板はリサイクルもできる優れもの
コンピュータチップやバッテリーの基板をリサイクルしたいのなら、「キノコの皮」で作るという素敵なチョイスがありそうだ。
導電性の金属で作られる電子回路は、絶縁性と冷却性に優れた「プリント基板」という板の上に配置される。
ほとんどのコンピューターチップの基板には、リサイクルできないプラスチックポリマーが使用されており、チップの寿命が尽きれば廃棄するよりない。そのおかげで毎年5000万トンもの電子機器廃棄物が発生している。
そこでオーストリアの研究チームは、リサイクルできる生分解性の基板を開発している。その素材が「霊芝」というキノコの皮なのだ。