耳の不自由な学食のスタッフと交流するため、生徒たちが手話を覚える
ほんの少しの歩み寄りが、毎日を楽しくする。アメリカ・バージニア州の小学校の学食には、耳の不自由な女性スタッフが働いているが、これまで生徒の誰ともコミュニケーションを取ったことがなかった。
生徒はこのスタッフと交流を持ちたかった。「ありがとう」も伝えたいし、メニューの相談もしたかった。だが、どのように伝えればいいのかわからず、もどかしい思いをしていたという。
そんな様子を見た女性教師は、クラスの生徒たちに手話を学びたいかどうか聞いてみると、全員が「学びたい!」と答えた。
早速手話の授業を開始すると、生徒たちは積極的に学習し、今では学食スタッフと手話で交流するのがランチタイムの楽しみになっているという。