遺伝子編集技術で外来種のネズミを根絶する世界初の試み。メスを不妊に
オーストラリアで、遺伝子編集技術でメスを不妊にして、疫病をもたらすネズミを根絶させるという、世界初の実験が行われたそうだ。
この技術は「t-CRISPR法」と呼ばれ、もともとはマラリアを媒介する”蚊”を駆除するために開発されたもで、それが今回、オーストラリアに侵入した外来種の「ハツカネズミ」に応用された。
『PNAS』(2022年11月8日付)に掲載されたこの研究は、t-CRISPR法がほ乳類に応用された初の試みで、将来的には、ネズミの被害が深刻な島や陸地の害獣駆除に利用されると期待されている。