明晰死。心肺蘇生で回復した5人に1人が臨死体験していたことが判明
「明晰夢(めいせきむ)」という言葉を聞いたことがあるだろう。自分で夢であると自覚しながら見ている夢のことだ。では「明晰死(めいせきし)」は?
明晰死とは、心停止状態の時に、意識がないにもかかわらず、死後の世界を見たように感じることで、いわゆる「臨死体験」というやつだ。
新たな研究によると、心肺蘇生で回復した5人に1人は、死に瀕して意識などなかったはずなのに臨死体験をしていたことが判明したそうだ。
脳波の検査からは、そうした臨死体験が幻覚・夢・妄想とは別物であることが明らかになっている。
このことから、たとえ死の直前で意識が失われていたとしても、人間としての自我は完全には消えていない可能性が示唆されるという。