懐かしい食べ物の香りと風味が古い記憶を呼び覚まし、タイムトラベルを可能にするという研究結果
image credit:信州上田のお菓子屋さん
食べ物を口に入れたときに感じる「香りと風味(フレーバー)」は、人を過去へタイムスリップさせるようだ。
イギリスの研究チームが3Dプリンターで作った思い出の「香りと風味付き」ゼリーを食べた高齢者は、当時の出来事をまるで過去に戻ったかのようにありありと思い出したそうだ。
これを応用すれば、認知症患者のぼんやりと曖昧になってしまった記憶を多感覚的に再構築する方法を考案することができるかもしれないという。
この研究は『Human Computer Interaction』(2022年9月9日付)に掲載された。