ペンギンは死ぬまで同じ相手を愛し続ける「一夫一妻制」と言われているが本当なのか?実は結構複雑だった
ペンギンの求愛には、甘くロマンチックなエピソードがある。メスのアデリーペンギンは、毎年、魚を獲るために、何か月も冷たい氷の海で狩りをした後で、繁殖地へと戻る。
毛づくろいしておめかしし、雄叫びをあげて気を引こうとする幾多のオスたちを無視して、先シーズンからねんごろになっているダーリンのいる場所目指して、わき目も振らずにまっしぐらに進む。
オスはメスたちよりも先に繁殖地に着いていて、ふたりの愛の巣を整える。
こうしたペンギンの姿は、長きにわたって一夫一婦制を貫く生き物の手本とされているのだが、果たして全てのペンギンが、本当に一生同じパートナーと連れ添うのだろうか?