湿地帯の島々にメソポタミア初期の古代都市を発見。最新のドローン技術でその全貌が明らかに
空中からドローンに搭載した地中探知レーダーを使って、イラク南部の巨大なテル・アル・ヒバの遺跡を調査したところ、おもに4つの湿地の島からなる、メソポタミア南部の古代都市「ラガシュ」の全貌が明らかとなった。
そこはかつて、イタリア・ベニス(ベネチア)の肥沃なデルタ地帯に匹敵するほどの場所だったのだ。
この古代都市に水がどう関わっていたかを明らかにすることは、現在のイラクであるチグリス川とユーフラテス川の間で、5000年近く昔に都市生活がどれほど繁栄していたかを知る上で重要な意味を示してくれる。