そのお味は?5万年前のパイソンのミイラの肉を食べた科学者たち
image credit:Steppe bison / WIKI commons
1984年4月、アラスカで世にも珍しい晩餐会が開かれた。そこでふるまわれたメインディッシュは、なんと5万年前のバイソンの肉である。
その肉は、1979年に永久凍土の中から発見された、更新世を生きた「ステップバイソン」で、最後はライオンによって食い殺されたようだ。
「ブルー・ベイブ」と名付けられたそのバイソンの首の組織は、極めて保存状態がよかった。それを目にした科学者たちが食べてみようという誘惑に抗えないほどに…