アインシュタインの正しさがまたも証明、100億倍も速く回転するブラックホール連星が発見
巨大ブラックホールの衝突の余波を研究している研究者たちは、アインシュタインが1世紀前に予言した重力現象を確認したかもしれない。
『Nature』(2022年10月12日付)に掲載された研究によると、その現象は「歳差運動」として知られるものだ。回転するコマの軸の「ゆれ」のようなもので、2つのブラックホールが衝突して1つに合体するときに生じたと考えられている。
その2つのブラックホールが渦巻きながら互いに接近するとき、「重力波」という巨大な波紋が時空に放出され、エネルギーと角運動量が広まった。