古代の火星は気候変動が起きる前、微生物に満ちあふれていた可能性
新しい研究によると、約40億年前の火星の地下には、水素を食べてメタンを生成する微生物が大量に繁殖していた可能性が高いという。
だが微生物の活動は、火星上の大気が大きく変化させ氷河期を引き起こし、自らを消滅に追いやったであろうことを研究者は結論付けた。
宇宙の生命について悲観的にさせるこの結論は、現在はフランスのソルボンヌ大学のポスドク研究員であるボリス・ソートレイ氏らによるものだ。
同氏は、生命について「微生物のような単純な生命であっても、一般に自滅するものなのかもしれません」と語っている