チェルノブイリの黒いカエルが適応進化の過程を明らかにする
生物が環境に適応する為の進化は、今もなお着々と進行している。その証拠は、1986年に史上最悪の原発事故が起きたウクライナのチェルノブイリで見ることができる。
チェルノブイリは今や自然豊かな野生生物の宝庫となっているが、スペインの研究者によると、以前は珍しかった黒いカエルが増えているのだそうだ。
原発事故の影響で、周囲の自然環境は高濃度の放射線によって汚染された。チェルノブイリの黒いカエルは、そうした環境に「自然選択」を通じてうまく適応した結果だと考えられるという。