月の軌道とマングローブ樹林の成長が完全にシンクロしていることが判明
月の引力は地球上のさまざまな生命と関係していることが知られている。
新たな研究によれば、河口や干潟など、海水と淡水が混ざり合う「汽水域」に自生する植物「マングローブ」もまた月の影響を受けているそうだ。
その成長パターンがゆらぎのある月の軌道周期と完全にシンクロ(同期)していることがわかったという。
マングローブの樹林は天然の炭素吸収源として注目されている。今回の研究はその吸収力・貯蓄力を解明するヒントになり、干ばつの到来を予測することで、乾燥に弱いマングローブを守ることにもつながるかもしれない。