腸内細菌は進化し、腸以外の臓器に生存する可能性が示唆される
そうなったらもう「腸内」細菌とは呼べないのかもしれない。イェール大学のグループによると、腸内細菌は腸から脱出する力を進化させ、他の内臓に潜伏する可能性があるという。
腸内細菌の多様性は、我々の健康に大切な役割をはたしているが、腸から漏れ出してしまうと危険だ。
『Nature』(2022年7月13日付)で発表した研究によると、腸から流出した細菌は、ほかの内臓に滞在し、やがて慢性的な炎症やこれに起因する病気を引き起こすようになるという。