アラビアの砂漠で先史時代の狩猟の証拠となる建造物を発見
オックスフォード大学考古学研究所の考古学者たちが、衛星画像を利用して、サウジアラビア東部とイラク南部に広がる「カイト」と呼ばれる、大古の狩猟用建造物350以上をマッピングした。
マイケル・フラッドリー博士率いる、東・北アフリカの絶滅危惧考古学プロジェクト(EAMENA)の研究チームは、様々なオープンソースの衛星画像を利用して、これまであまり研究が進んでいなかった、東ナフード砂漠周辺を丹念に研究した。
『Holocene』誌に掲載されたその驚くべき結果は、紀元前紀元前9000~4000年にさかのぼる、中東の地域の結びつきと気候変動について、これまでの私たちの理解を変えてしまう可能性があることが明らかになった。