深海のロストシティと呼ばれる熱水噴出地域。海中で12万年間ガスを噴出し続ける

深海のロストシティと呼ばれる熱水噴出地域。海中で12万年間ガスを噴出し続ける

深海のロストシティと呼ばれる熱水噴出地域。海中で12万年間ガスを噴出し続ける

海底のロストシティ、古代からある熱水噴出孔

 太平洋中央海嶺の西にある海底山脈には、海の暗闇からいくつもの尖塔が突き出している。これらは熱水噴出地域で、知られている中では最も古い。12万年以上前から現在に至るまで活動を続けている。

 炭酸塩でできたクリーム色の壁と尖塔は、遠隔操作ビークルの光に照らされると、幽霊のように青白い。その景観は変化にとみ、キノコ程度のものから60メートルの巨塔まで多種多様だ。

 その景観は、まるで古代都市が沈んでいるかのように見えることから、「ロストシティ(失われた都市)」と呼ばれている。

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