シュモクザメの頭部はなぜ、ハンマーみたいな形になっているのか?
サメの中でも一際風変わりな姿をした「シュモクザメ」は、撞木(しゅもく:鐘などを鳴らす木槌)というその名通り、頭が木槌みたいな形をしている。英語ではハンマーヘッドシャークと呼ばれており、やはりそのまんまハンマー頭だ。
でも一体なぜこのような形になったのだろうか?
30年近くサメを研究してきたフロリダ大学のギャビン・ネイラー氏によると、そこには3つの進化上のメリットがあったのだという。
それなのに彼の調査ではさらに驚くべきことが明らかになっている。それはシュモクザメが進化するほどにハンマーが小さくなっているという意外な事実だ。