オルメカ文明のふてくされ顔の彫刻が発見される(古代メキシコ)
Image credit: Courtesy INAH Tabasco
メキシコで、大きな円形の石灰岩に彫刻がほどこされた古代オルメカ文明の彫刻(レリーフ)がふたつ見つかった。
ふてくされ顔に見えるが、地元の支配者が、神聖な儀式の最中、曲芸師のようなポーズでトランス状態に入っているときの表情なのだという。
このふたつの彫刻が見つかったのは、メキシコ南端のタバスコ州テノシケ。オルメカとは、アステカ語(ナワトル語)で”ゴムの人”を意味するオルメカトル(Ōlmēcatl)に由来する。
オルメカは、紀元前1200~400年頃に栄えた、アメリカ大陸で最も初期に生まれた文明で「母なる文明」と呼ばれている。