上に落ちる落雷!?米オクラホマ州で史上最大の超高層雷放電「巨大ジェット」を観測
雷と言えば、落ちるものと思っていないだろうか? じつは雲から上空へ飛び、宇宙の下をかすめて閃く雷もある。
高度20~100kmの成層圏・中間圏・下部熱圏では、放電による発光現象が起きている。これは「超高層雷放電」と言い、いくつか種類があるのだが、成層圏から中間圏に渡って伸びる雷放電は「巨大ジェット」と呼ばれている。
巨大ジェットは年に1000回ほど発生し、普通の稲妻の50倍のエネルギーを持つ珍しく、かつ強力な落雷だ。
最近、アメリカ・オクラホマ州で観測された巨大ジェットが、これまでで最大のものであることが判明したそうだ。