病原体が海を浮遊するプラスチックゴミで繁殖し、世界中に広がっている可能性

病原体が海を浮遊するプラスチックゴミで繁殖し、世界中に広がっている可能性

病原体が海を浮遊するプラスチックゴミで繁殖し、世界中に広がっている可能性

プラスチックゴミが病原体を媒介

 プラスチックゴミによる海洋汚染が大問題になっているが、それは同時に新しい生物の住処にもなっている。そうした新天地を得た生物の中には、人間や動物に害をもたらす有害な細菌が含まれている。

 英国で海にプラスチックを浸すという風変わりな実験が行われた。

 すると実験開始から1週間で、プラスチックの表面はネバッとしたものでおおわれた。その中には細菌がうじゃうじゃと繁殖していたのだ。

 こうした細菌に汚染されたプラスチックごみは、海を流れながら人間に感染する病気を世界に広め、海洋生物の健康を脅かし、私たちの食生活にまで悪影響を与えている可能性があると、研究者は懸念している。

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