ヨーロッパでジャイアントパンダの近縁種が発見される
約600万年前、ブルガリアの森林地帯にはパンダが生息してたようだ。ただのパンダではない。ヨーロッパで一番進化していた、この地域最後のパンダである。
「アグリアルクトス・ニコロビ(Agriarctos nikolovi)」と命名されたヨーロッパ最後のパンダは、現生のジャイアントパンダの親戚だ。ただしパンダといっても竹を食べていたわけではない。もっと柔らかい植物を食べていた。
今も生きていればジャイアントパンダと同じように人気者になったかも知れないが、中新世の終わりに起きた気候変動によって絶滅したと考えられている。