火星隕石「ブラックビューティー」の起源が特定される
人工知能(AI)の助けをかりて、火星からやってきた隕石の起源をピンポイントで特定することに成功した。
研究者たちは、この隕石が火星の南半球のテラ・シメリア・シレナム地域にあるカラサ・クレーターが起源であることをつきとめた。
2011年にサハラ砂漠で発見された重さは320gのこの美しい隕石「NWA 7034」は、「ブラック・ビューティー」として知られている。
ブラック・ビューティーにはこれまでに年代測定されたものの中で最古となる、およそ45億年前の火星最古の火成岩物質を含まれており、これは火星そのものの年齢とほぼ同じだ。