ブラックホールによりスパゲッティ状態となった星の末路が明らかに
光すら脱出できないブラックホールに近づいた星は、想像を絶する重力によって、スパゲッティのように長く引き伸ばされる。
だが意外なことに、最終的にかなりの部分がブラックホールに直接落下することなく、周囲に吹き飛ばされてしまうようだ。
『Monthly Notices of the Royal Astronomical Society』(2022年6月24日付)に掲載された研究では、ブラックホールに飲み込まれスパゲッティ化した星を観測し、星がやがて球状の雲になることや、星を飲み込んだブラックホールからX線が観察されない理由を説明している。