ストーンヘンジの石の運搬に使用されていた可能性のある、ローマ街道を発見
未だ謎多き、約5000年前に建てられたとされる、イギリス南部のの環状列石(ストーンサークル)「ストーンヘンジ」。
ストーンヘンジには2種類の石が用いられており、巨大砂岩はサルセン石と呼ばれ、最初に使用された重さの2~5トンの石はブルーストーンと呼ばれている。
今回、ックスフォード大学の考古学者がウェールズの田園地帯に古代ローマの街道跡を発見した。この道は、ストーンヘンジに使われているブルーストーンが、ウェールズからイギリスへ運ばれた失われたルートではないかと彼は考えている。
また、荘園や砦と銀鉱山を結んでいるこのローマ街道の発見は、これまで考えられていたよりも、ローマ人がもっと英国の西へと進出していたことの証にもなるという。