ヨーロッパ最大の捕食者だった可能性、英国でこれまで知られていない巨大な肉食恐竜が発見される
およそ1億2500万年前の白亜紀、現代のイギリスにはワニのような顔で、背中にはトゲが生えたヨーロッパ最大級の肉食恐竜がうろついていたようだ。
英国南部に浮かぶワイト島で、これまで知られていなかった、その恐ろしげな恐竜の新種が発見されたそうだ。
正式名称はまだないが、現時点では発見された白亜の地層にちなみ「ホワイトロック・スピノサウルス」と呼ばれている。
学術誌『PeerJ Life and Environment』(2022年6月9日付)に掲載された研究によれば、ティラノサウルスよりも大きく、背中から平らな帆が突き出ていた水陸両用のスピノサウルスの近縁と考えられるという。