畜産大国ニュージランドで、牛や羊などの家畜に「ゲップ税」
地球温暖化の要因の一つとされる温室効果ガス。その発生源の多くを占める家畜のげっぷを抑制する研究が各国で進む中、畜産大国ニュージランドが6月8日「ゲップ税」なるものの導入案を公表した。
わかっているとは思うが月賦ではない、胃の中に溜まった空気が食道から出てくることで起こる生理現象の方だ。
前代未聞のこの案が決定すれば、同国では2025年から牛や羊が出すゲップが課税対象になり、畜産農家がその税金を納めることになる。
牛の数が人口の2倍、羊は人口の5倍を超えるニュージランドの畜産業にとって深刻な負担になるが、その税収は温暖化対策の研究費にあてられるという。