ベテルギウスの大減光を日本の気象衛星「ひまわり8号」がとらえていた
新型コロナが本格的に流行する前、オリオン座の赤色巨星「ベテルギウス」の光が大きく陰った。「大減光」と呼ばれるこの現象は、超新星爆発を起こす前兆ではないかと、当時大きな話題となった。
このほど、東京大学の研究グループが気象衛星「ひまわり8号」を「宇宙望遠鏡」として活用する取り組みを行ったところ、暗くなったベテルギウスが地球の背後に映っていることを発見したそうだ。
その成果は『Nature Astronomy』(2022年5月30日付)で発表された。