人は中途半端にしていることほど忘れない「ツァイガルニク効果」
まだ終わっていないうちに中断した事、達成できなかった事ほど、いつまでも思い出せたりしないだろうか? 人はやり残した作業ほどよく覚えている傾向がある。これを「ツァイガルニク効果」という。
ソ連の心理学者が発見したこの効果は、いくつも研究によって裏付けらている一方、「中断のタイミング」や「作業への意欲」「難易度」などによっても影響を受けることも知られている。
不思議な効果だが、うまく利用すれば、先延ばしにしがちな癖を克服したり、試験の成績を伸ばしたり、あるいはメンタルヘルスの改善にも役立つそうだ。