イルカはおしっこの味で仲間を認識することができる
人間なら友達が見えなくても、声を聞けばそこにいるとわかるだろう。ハンドウイルカもそうだが、それだけではない。なんとおしっこの味でも、遠くにいる友達の存在を認識できるという。
よく知った仲間の尿だと、時間をかけて味わうのだ。
スティーブン・F・オースティン州立大学のジェイソン・ブロック氏によると、このように味覚だけで仲間を認識できることが確認された哺乳類は、イルカが初めてであるそうだ。
おしっこは、出した本人がいなくても、しばらく海に漂っている。だから尿による仲間の識別は海ではかなり有効なのだという。尿のおかげで、イルカは声を出さなくても、仲間の存在を知ることができるのだ。