母親を失ったヒナたちの為、子育てを全く知らない父親が試行錯誤しながら徐々にその方法を学んでいく
ハヤブサ科のチョウゲンボウは猛禽類ではあるがハトくらいの大きさで、ツガイで巣を作ってヒナを育てる。
ところが、卵を孵化してすぐ、母鳥はフクロウとの戦いで命を失い、幼いヒナたちが残されてしまった。
通常チョウゲンボウのヒナは母鳥が育てる為、父鳥は獲物を持ってくるくらいしかできない。だが待てど暮らせど母鳥は帰ってこない。
子育てを全く知らない父鳥だが、なんとかヒナたちを育てようと餌を口に運ぶも、ヒナたちは食べてくれない。困り果てた父鳥の悪戦苦闘の日々が始まる。