海洋ゴミに適応した生物たち。太平洋のゴミが集まる地域は今、豊かな生態系が織りなされている
北太平洋の中央には海流などの影響により、海洋ゴミが集中している海域で「太平洋ゴミベルト」と呼ばれている。
遠泳のアスリートとして有名なブノア・ルコント氏が、太平洋ゴミベルトに近づくと、驚くべきものに遭遇した。たくさんの生命だ。
ルコント氏の発見は世界中の大学で調査され、未査読論文として『bioXiv』(2022年4月28日投稿)で公開された。
ゴミベルト地帯はまるで小さなガラパゴス諸島のように、生物多様性の宝庫となっているという。