歴史が劇的に塗り替えられる?地球の生命の誕生は考えられていたよりもずっと早かった可能性
地球上のあらゆる生命は、地球初期に生じた”火花放電”によって誕生したと考えられている。やがてそれは生き残るために多様化し、さまざまな種に分岐していったとされている。
1950年代にユーリー-ミラーが、原始生命の進化に関する最初の実験的検証を行ったところ、原始大気の成分とされるメタン、アンモニア、水素、水の混合気体に火花放電を行ったところ、生物の体を作るたんぱく質の構成要素であるアミノ酸が生じたのだ。
生命の誕生と進化が起きた正確な時期については、さまざまな議論が交わされているが、新たな研究によると、地球上で知られている最古の化石を調べた結果、これまで考えられていた以上に生命の誕生は早かった可能性があるようだ。
初期の地球の過酷な環境の中にあっても生命が誕生できるのなら、宇宙に生命体が存在する可能性も高くなるということだ。