深海のイモガイから未知なる毒が発見される。新しい鎮痛剤に利用できる可能性

深海のイモガイから未知なる毒が発見される。新しい鎮痛剤に利用できる可能性

深海のイモガイから未知なる毒が発見される。新しい鎮痛剤に利用できる可能性

イモガイの新たな毒から鎮痛剤

 「イモガイ」に毒があるのは周知の事実だ。だがその毒は薬にもなり、人間の鎮痛剤や糖尿病の治療薬として応用されてきた。

 だが、深海に住むイモガイは、これまで知られていなかった毒を隠し持っていたようだ。『Science Advances』(2022年3月23日付)に掲載された研究では、その毒から「ソマトスタチン」という人間のホルモンに似た化合物を発見したと報告している。

 この毒を薬に応用できるどうかついてはさらなる研究が必要だが、潜在的な鎮痛剤の化合物として利用できる可能性があるという。

 人間のホルモンのような毒があったという事実だけでも、イモガイが何万年もかけて毒を洗練させてきたことがうかがえるという。

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